平成16年度から17年度にかけては、いくつかのレース場において撤退が検討され、お客様には大変御心配をおかけし、また署名活動などを通じて助けていただきました。おかげさまで、6レース場そろって18年度の事業を継続することができるようになりました。本当にありがとうございます。
日動振としては、18年度においても、施行者をはじめとする関係各位の御協力をいただいて、各レース場毎のお客様サービスに努めるとともに、一部のレース場については包括的民間委託により民間活力を導入したり、また、コンピュータシステムを更新してネットバンク口座による投票を可能とするなど、売上げ拡大のために様々な努力を続けてまいります。
しかしながら、経営的には苦しいレース場が多く、まだまだ厳しい状況が続きます。このため、18年度の開催日数については、17年度と同様に、レース場毎にその販売力に応じた開催日数を設定し、その分場外発売日数を増やさせていただきました。
これは、オートレースの事業を存続していくためには、とにもかくにも収益を改善し、各レース場について黒字化することがどうしても必要だからです。特に売上げの少ないレース場においては、多額の経費を要する本場開催の日数に、自ずと限界があります。また、同じような開催でもレース場によって売上げが大きく異なる以上、経費を少しでもカバーするために、売上げの大きなレース場での開催を多くする必要もあるのです。その結果、お客様には、場外発売でオートレースをお楽しみいただくことが、多くなっております。場外発売日数の増加は経営的な視点もありましたが、それにより、お客様には、いつでもレース場に足を向ければオートレースを楽しんでいただけるようにもなりました。
これまで長い間オートレースを愛し、支えていただいたお客様の多くは、本場で生のレースを楽しんでいただいてきたお客様です。川口以外のレース場の本場開催日数が大幅に削減され、特に船橋レース場のように、18年度は年末・年始の開催もない事態に、これらのお客様には御不満もかなりあろうかと思います。短期的な利益を優先して長期的な視点が欠けているのではないのかというご指摘もあります。しかし、最優先課題は、収支を均衡化させてレース場を存続させることです。レース場の存続を確たるものにして、はじめて将来の展望や構想が切り開けます。お客様には、その点を是非ともご理解いただきたいと思います。
このように申し上げてくると、よく、日動振は、売上げの厳しいレース場については専用場外化を考えているのではないかとのご質問をいただきます。が、施行者がこれまでとってこられた法律に基づく収支改善計画も、あるいは包括的民間委託も、全てレース場をレース場として存続させるためのものです。一連の改革は、全国にたった6箇所しかないオートレースの魅力を体感できるレース場を、一つたりとも失いたくはないからこその改革です。そのことについての日動振の意志には、一点のくもりもありません。
日動振としては、目下のところ効率経営を最大の課題としつつも、オートレースの魅力を直にお伝えできる本場開催も大切にし、また、いつでも、どこでも、好きな時に、好きな形でオートレースを楽しんでいただけるように、場外発売や電話投票・インターネット投票のさらなる充実も図っていきたいと考えております。
以上、18年度の開催日程の考え方について申し述べましたが。お客様の御理解を賜りたく、重ね重ね宜しくお願い申し上げます。
JKA